こんにちは、Happy Lifetime Item のイッショーです。
大学の入学式が決まって、そろそろスーツを用意しないと……という時期になると、毎年この質問が増えます。「どこで買えばいいのか分からない」と。それもそのはずで、多くの人にとって人生で最初に自分のスーツを買う場面ですからね。私も最初の一着は親と一緒に量販店へ行って、店員さんの言うまま選びました。悪くはなかったのですが、あとから就活で着ようとしたらサイズが合わなくなっていて、結局買い直したんですよ。
スーツは買う場所によって、価格も仕上がりも、その後どれだけ長く着られるかも変わります。この記事では、購入先を一つずつ比べながら、入学式にふさわしい一着の選び方までまとめました。読み終わるころには、いつどこへ行けばいいのかがはっきりしているはずですよ。
- 男性が大学の入学式スーツを買える場所の違い
- 予算ごとに現実的な買い方
- 入学式にふさわしい色や柄の基準
- 就活まで見据えるときの考え方
大学の入学式スーツはどこで買うのが正解か
先に結論を書いておくと、初めての一着なら紳士服量販店がいちばん無難です。サイズ直しが込みになっていることが多く、必要な小物も同じ店でそろいます。ただ、これはあくまで「無難」であって「最適」とは限りません。予算やその後の使い道によって、答えは変わってきます。
買う場所で変わる価格と仕上がり
同じ「紺の無地スーツ」でも、量販店で3万円、セレクトショップで6万円、百貨店で10万円、オーダーで8万円といった具合に幅があります。この差はどこから来るのかというと、生地の質、縫製の丁寧さ、そして体に合わせる工程の深さです。
量販店のスーツは、既製のサイズから近いものを選んで、袖丈と裾丈を直します。セレクトショップや百貨店になると、ウエストや肩まわりまで詰められることが多いです。オーダーなら最初から自分の寸法で作ります。仕上がりの見え方は、生地よりむしろこの「体に合っているか」で決まる部分が大きいんですよね。
入学式は一日だけの行事ですが、スーツは大学4年間で成人式、就活、インターン、アルバイトの面接と何度も出番があります。「入学式用」ではなく「これから4年使う一着」として考えると、選び方がぶれません。
買うタイミングは2月から3月
合格が決まってから動くと、どうしても3月に集中します。この時期は入学式と就職シーズンが重なるので、売り場が混み合い、サイズ直しにも時間がかかります。店によっては仕上がりまで1週間から2週間待つこともあるんですよ。
おすすめは2月の下旬から3月上旬。この時期なら新生活向けのフェアが始まっていて、品ぞろえも豊富です。逆に3月下旬になると人気サイズが欠け始めますし、直しの納期も延びます。式の直前に慌てて買うのは避けたいところですね。
推薦や内部進学で早くに進路が決まっている人は、1月のうちに見に行ってしまうのも手です。ゆっくり試着できるので、体に合う一着を選びやすくなります。
もう一つ、意外と知られていないのが下取りやセールの時期です。量販店は年明けと夏に在庫の入れ替えがあり、旧モデルが値下げされます。デザインの流行が数年で大きく変わるものではないので、型落ちでも入学式には十分通用しますよ。急がない人は、こういう時期を狙うのも賢い買い方です。
予算はいくら見ておくか
スーツ本体だけでなく、シャツ・ネクタイ・靴・ベルト・かばんまで含めて考えましょう。ざっくりした目安を出しておきますね。あくまで一般的な相場として見てください。
| 品目 | 価格の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| スーツ本体 | 3万〜6万円 | 量販店なら2着セットの割引もある |
| ワイシャツ | 3,000〜6,000円 | 2枚あると着回しが楽 |
| ネクタイ | 3,000〜8,000円 | 入学式向けは明るめが合う |
| 革靴 | 1万〜3万円 | 黒のストレートチップが基本 |
| ベルト・小物 | 5,000〜1万円 | 靴と色をそろえる |
全部そろえると、5万円から10万円くらいが現実的な線になります。ここを最初に把握しておかないと、スーツ本体で予算を使い切って、靴が間に合わないという事態になりがちなんですよ。
予算を配分するときのコツを一つ。削るならスーツ本体ではなく、ネクタイとかばんです。ネクタイは3,000円台でも十分見られますし、かばんは入学後に本当に必要な形が分かってから買い足しても遅くありません。逆に靴は削らないほうがいい。安い革靴はすぐに型崩れしますし、履き心地の差が一日の疲れに直結します。
購入先ごとの違いを比べる
ここからは実際の買い場を一つずつ見ていきます。あなたの予算と、その後の使い道に照らして読んでみてください。
紳士服量販店で買うメリット
洋服の青山、AOKI、はるやま、コナカといった量販店は、初めての一着を買う場所としてよくできています。理由は3つ。まず、入学式や就活といった目的を伝えれば、それに合うものを出してくれること。次に、サイズ直しが価格に含まれていることが多いこと。そして、シャツからかばんまで一度にそろうことです。
春先には新生活向けのフェアが組まれ、スーツ2着で割引になる企画もよく出ます。入学式用と就活用を分けたい場合、これはかなり効率がいいですね。
弱点を挙げるなら、生地やデザインの幅が広くないこと。似た見た目のスーツが並ぶので、個性を出したい人には物足りないかもしれません。ただ、入学式に個性は求められていないので、この場面ではむしろ利点だと私は思います。
量販店を使うときのコツを一つ。来店前に電話で「大学の入学式用に見に行きたい」と伝えておくと、担当者が用意して待っていてくれることがあります。3月の店内はかなり混むので、この一手間で待ち時間がまるで違います。試着する時間もしっかり取れますよ。
セレクトショップで選ぶ場合
ユナイテッドアローズ、ビームス、シップスといったセレクトショップのスーツは、シルエットが今どきで、着たときの見え方がきれいです。価格は5万円から10万円くらい。量販店より一段上がりますが、そのぶん生地の見た目に高級感があります。
入学式のあと、少しきれいめの服として着回したい人には向いています。逆に、就活で着るには少しシルエットが細すぎる場合もあるので、両方に使うつもりなら店員さんに用途を伝えて選んでもらうと安心です。
それと、セレクトショップは在庫のサイズ展開が量販店ほど広くありません。標準的な体型なら問題ありませんが、大きめや小さめのサイズが必要な人は、行く前に在庫を確認しておくと無駄足になりません。取り寄せに数日かかることもあります。
百貨店の紳士服売り場
百貨店は、生地の質と接客の丁寧さが強みです。複数ブランドを見比べられますし、体型に合わせた補正も細かく相談できます。価格は8万円以上が中心になるので、予算に余裕がある場合の選択肢ですね。
親御さんが「せっかくだからきちんとしたものを」と考えている場合、百貨店で一緒に選ぶのは良い経験になります。スーツの見方を教えてもらえるので、次に自分で買うときの基準ができるんですよ。
百貨店で買うもう一つの利点は、購入後の相談ができることです。数年後にウエストが変わっても、直しの相談に乗ってくれます。買った記録が残っているので、同じ生地で別のスラックスを作るといった対応をしてもらえることもあります。長く付き合う前提なら、こういう窓口があるのは心強いですね。
ユニクロなどのファストブランド
ユニクロやGUにも、ジャケットとスラックスを組み合わせて着られる商品があります。価格は上下で1万5,000円ほど。予算をどうしても抑えたい場合の候補にはなります。
ただし、入学式や就活のような場面では、素材の質感やシルエットの差が思ったより出ます。並んで写真を撮ると分かりやすいですね。予算に事情がないのであれば、量販店の一番手ごろな価格帯を選ぶほうが後悔が少ないです。
それでも予算優先で選ぶなら、サイズだけは妥協しないでください。肩幅と着丈が合っていれば、価格の差はかなり埋まります。
オーダースーツという選択肢
最近はオーダースーツの価格が下がっていて、3万円台から作れる店も増えました。体型が標準から外れている人、たとえば肩幅が広い、細身で既製が余る、といった場合はオーダーのほうが結果的にきれいに着られます。
注意点は納期です。採寸から仕上がりまで3週間から1か月かかることが多いので、3月に入ってからでは間に合わないことがあります。オーダーを考えるなら2月中に動きましょう。
◆ハルのワンポイントアドバイス
私がスーツを見るとき、最初に確かめるのは肩の縫い目の位置です。ここが自分の肩の端とぴったり合っていると、それだけで見え方が違います。値段の高い安いより、この一点のほうが効きますよ。試着したら鏡の前で腕を上げ下げして、肩が突っ張らないかも見てみてください。
ネット通販で買うときの注意
通販は価格が安く、サイズ展開も豊富です。ただ、初めての一着を通販で買うのはおすすめしません。理由は単純で、自分のサイズが分からないからです。既製スーツのサイズ表記は店によって基準が違うので、実物を着てみないと判断がつきません。
逆に、一度実店舗で買って自分の寸法が分かっていれば、2着目以降を通販で買うのは合理的です。同じブランドの同じ型なら失敗しにくいですし、色違いを安く足せます。
サイズを把握してからなら、通販は選択肢がぐっと広がります。価格帯やシルエット別に比べられるのが利点です。
入学式にふさわしいスーツの選び方
買う場所が決まったら、次は何を選ぶかです。入学式は「目立たないこと」が正解の場面なので、基準さえ知っていれば迷いません。
色は紺かチャコールグレー
入学式で選ぶなら、濃紺かチャコールグレーの2択でほぼ間違いありません。どちらも清潔感があり、写真に写ったときの印象がいいからです。とくに濃紺は肌の色を明るく見せてくれるので、初めての一着としてよく選ばれます。
黒はどうかというと、入学式では少し重く見えます。冠婚葬祭の印象が強いので、就活で着るならまだしも、入学式には紺かグレーのほうが場に合いますね。明るいグレーやベージュは春らしいのですが、式典としてはややカジュアルに寄ります。
柄は無地か目立たないストライプ
無地がいちばん使い回しがきくので、一着目なら無地を選びましょう。柄を入れるなら、離れて見たときに無地に見えるくらいの細いストライプまで。はっきりしたチェックや太いストライプは、式典やその後の就活には向きません。
生地の光沢にも注意してください。てかりの強い生地は照明の下で目立ちます。落ち着いたマットな質感のほうが、どんな場面にも収まりがいいですよ。
サイズが仕上がりを決める
ここがいちばん大事なところです。見るべきポイントを挙げておきますね。
肩は、縫い目が自分の肩の端と一致していること。ここが合っていないと直しようがありません。着丈は、腕を下ろしたときにお尻が半分隠れるくらい。袖はシャツが1センチほどのぞく長さ。ウエストは、ボタンを留めてこぶし一つ分の余裕。スラックスの裾は、靴の甲に軽く触れる程度。
このうち、肩以外はたいてい直しで調整できます。だから試着では、まず肩が合うものを探して、そこから細かい部分を直してもらうという順番になります。
試着のときは、当日に着る予定のシャツと靴に近いものを身につけていくと精度が上がります。とくに靴。スニーカーで裾丈を決めてしまうと、革靴を履いたときに裾が余ってしまうんですよ。店で借りられることも多いので、お願いしてみてください。
もう一点、試着室では必ず座ってみてください。立った状態だけで決めると、座ったときに太ももがきつい、背中が突っ張るといったことに後から気づきます。式典は座っている時間のほうが長いので、ここは確かめておく価値があります。
就活まで使うなら考えること
入学式のスーツをそのまま就活で使う人は多いです。ただ、3年後の自分の体型は今と違う可能性が高いんですよね。大学生活で体が変わるのはよくあることです。
そこで現実的な考え方は2つ。1つは、入学式は手ごろな価格で済ませて、就活の時期にあらためて買い直すこと。もう1つは、多少余裕のある作りを選んで直しやすくしておくこと。個人的には前者をおすすめします。就活のスーツは、そのときの自分に合ったものを選んだほうが結果的に気持ちよく着られますから。
長く使うものへの投資という考え方については、一生モノは何を買う?高級人気アイテムランキングTOP10でも触れています。スーツに限らず、どこにお金をかけるかの目安になりますよ。
スーツ以外にそろえるもの
スーツだけあっても入学式には出られません。意外と抜けやすい小物を押さえておきましょう。
シャツとネクタイの選び方
シャツは白の無地が基本です。レギュラーカラーかセミワイドカラーを選べば、式典にも就活にも使えます。ボタンダウンはカジュアル寄りなので、式典では避けたほうが収まりがいいですね。2枚買っておくと、1枚が汚れても慌てずに済みます。
ネクタイは、入学式なら少し明るめの色でも大丈夫です。えんじ、青、シルバーあたりが定番。柄はストライプか小紋が使いやすいです。就活も見据えるなら、青系を一本持っておくと無難に使い回せます。
ネクタイの結び方も、当日までに一度練習しておきましょう。プレーンノットが結べれば十分です。長さは、締めたときに大剣の先がベルトのバックルにかかるくらいが目安。慣れないと朝の時間を取られるので、前日に一度結んでおくと安心ですよ。
靴とベルトは黒でそろえる
革靴は黒のストレートチップが最も汎用性が高いです。つま先に横一文字の切り替えがあるデザインで、式典から就活まで全部これで通せます。プレーントゥでも構いませんが、迷ったらストレートチップを選んでおけば外しません。
ベルトは靴と同じ黒に。バックルはシルバーで、装飾のないシンプルなものを選びます。靴とベルトの色がそろっているだけで、全体がきちんとまとまって見えるんですよ。
それと、靴下も忘れずに。黒か濃紺の、ふくらはぎまである長さのものを選んでください。座ったときにすねが見えると、そこだけ目立ってしまいます。
新しい革靴は、当日いきなり履くと靴ずれを起こします。買ったら式までに何度か短時間履いて、足になじませておいてください。靴の中に指が一本入るくらいの余裕があるかも確認を。きつい靴は一日で足がつらくなります。
かばんとコートの考え方
入学式当日は書類を受け取ることが多いので、A4が入るかばんがあると助かります。黒の自立するタイプなら、そのまま就活でも使えますね。リュックでも構いませんが、式典の場ではビジネスバッグのほうが落ち着きます。
コートは、4月上旬なら不要なこともあります。地域によっては肌寒いので、必要なら濃紺か黒の無地を。スーツの丈より少し長いものを選ぶと、裾が出なくてきれいに見えます。
レンタルで済ませるという手
入学式の一日だけ着られればいい、という考え方もあります。その場合はレンタルという選択肢が出てきます。スーツ一式で1万円前後から借りられるサービスがあり、シャツやネクタイまでセットになっていることが多いです。
ただ、大学生活を考えると、スーツを着る場面は入学式のあとにも何度もやってきます。サークルの発表、ゼミの報告、アルバイトの面接、成人式。そのたびに借りるより、一着持っていたほうが結局は安く済むことが多いんですよね。だからレンタルは、どうしても予算が確保できないときの逃げ道として考えておくのがいいかなと思います。
当日の朝に慌てないために
前日のうちに、着るものを全部ハンガーにかけて並べておきましょう。スーツ、シャツ、ネクタイ、靴下、ベルト。ここまで出しておくと、朝の判断が要らなくなります。シャツのしわが気になるなら、前夜にアイロンをかけておくといいですね。
それと、当日持っていくものも前日に用意を。受験票や入学許可証、印鑑、筆記用具を求められることがあります。大学から届いた案内をもう一度読み返して、かばんに入れておいてください。式そのものより、こういう準備で当日の余裕が決まります。
長く使えるビジネスバッグを探すなら、一生ものビジネスリュックはどこで買う?コスパ最強の隠れた名品をご紹介も参考になりますよ。
入学式スーツの購入先に関するよくある質問(FAQ)
Q1. 大学の入学式スーツはいつ買うのがいいですか
A. 2月下旬から3月上旬がおすすめです。新生活向けのフェアが始まっていて品ぞろえが豊富ですし、サイズ直しの納期にも余裕があります。3月下旬になると人気サイズが欠け始め、直しに1週間から2週間かかることもあります。進路が早く決まっている人は1月に見に行くと、じっくり試着できますよ。
Q2. 入学式のスーツは黒でも大丈夫ですか
A. 着ていけないわけではありませんが、入学式には濃紺かチャコールグレーのほうが場に合います。黒は冠婚葬祭の印象が強く、式典では少し重く見えるからです。就活でも紺やグレーは問題なく使えるので、一着目としては紺を選んでおくと使い道が広がります。
Q3. 入学式のスーツをそのまま就活で使えますか
A. 紺かグレーの無地を選んでおけば、そのまま使えます。ただ、就活が始まるのは2年から3年先で、そのあいだに体型が変わることは珍しくありません。入学式は手ごろな価格で済ませて、就活のタイミングであらためて買い直すという考え方も現実的です。どちらを選ぶかは予算しだいですね。
Q4. スーツ一式そろえるといくらかかりますか
A. スーツ本体が3万〜6万円、シャツが3,000〜6,000円、ネクタイが3,000〜8,000円、革靴が1万〜3万円、ベルトなどの小物で5,000〜1万円。合計すると5万円から10万円くらいが一般的な目安です。量販店の2着セット割引を使うと、入学式用と就活用を分けても総額を抑えられます。
Q5. 通販で入学式のスーツを買っても失敗しませんか
A. 初めての一着は実店舗をおすすめします。既製スーツのサイズ表記は店ごとに基準が違うので、着てみないと判断できないからです。とくに肩幅は直しがきかない部分なので、ここだけは実物で確かめたいところ。一度買って自分の寸法が分かってからなら、2着目以降を通販で買うのは効率がいい方法です。
大学の入学式スーツをどこで買うかの結論
ここまでの内容を、判断しやすい形にまとめておきますね。
- 初めての一着なら紳士服量販店。サイズ直し込みで、小物までそろう。
- 見た目にこだわるならセレクトショップ。就活と兼用なら用途を伝えて選ぶ。
- 体型が既製に合わない人はオーダー。ただし2月中に動くこと。
- 色は濃紺かチャコールグレー、柄は無地。ここを外さなければ失敗しない。
- スーツ本体だけでなく、靴とかばんまで含めて予算を組む。
入学式のスーツ選びで大事なのは、高いものを買うことではありません。体に合っていて、場から浮かないこと。この2つさえ押さえておけば、当日を気持ちよく迎えられます。
それともう一つ。せっかく買うなら、入学式のあとも積極的に着てみてください。スーツは着る回数が増えるほど、自分の体になじんで見え方がよくなります。最初は着慣れない感じがしても、何度か袖を通すうちに自然になりますよ。大学生活のなかで、スーツが似合う人になっていく感覚は悪くないものです。
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